闇の貴公子目次
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『闇の貴公子』制作のプロセスは?
安倍晴明は平安時代に実在した陰陽師 なんです。
陰陽師というのは天文、暦などで未来 を予知し、呪術で鬼や怨霊を退治した という、いわばスーパー占い師みたい な人なんですけど、今、なぜ安倍晴明 かというと、陰陽道が非常にブームに なっていて、あわせて夢枕獏氏の陰陽 師シリーズという小説は、非常にたくさんの人々に読まれているんです。
ホームページなどでもたくさんのサイトがあり博雅派、晴明派などというファンクラブまでできているようです。
この小説の源博雅と安倍晴明という二人の主人公と、二人トップ制を敷いたOSKの洋あおい・那月峻にキャラクターがぴったりであることからこの作品のミュージカル化を思いつきました。

北林さんといえば、魔界物を得意とされていますが、今回の見どころは?
前回、私が担当しましたOSK近鉄劇場作品『魔剣士』では本格的な殺陣を取り入れたんですが、今回は晴明や鬼、魔物たちの不可思議な能力の表現のために、イリュージョンと特殊効果を演出的に取り入れ、より幻想的でスペクタクルな世界を表現したいなと考えています。

OSKについて
私としてはもっともっと冒険のできるチームだし、可能性を秘めているチームだと思います。
もちろん今回の『闇の貴公子』でも、歌劇の美しい世界を創っていきたいと思っていますが、テンポ感のあるセリフとか、アーティスティックな美術、また旭堂小南陵氏にアドバイザーに入っていただいていますが、講談のおもしろさとか、従来の歌劇のにおさまらない伊瑳谷門取氏はじめ振付の先生方、音楽、主人公のキャラクター、人物設定など、歌劇を大いにはみ出て、新しい歌劇を創る情熱で、おもしろい作品を目指していこうと思っています。