伊瑳谷門取
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スケジュール詳細
OSK日本歌劇団公演
ミュージカル
「BLIND(ブラインド)」〜耳なし芳一〜より
■演出者の言葉■
「耳なし芳一」と『Blind』  作・演出 北林佐和子

「耳なし芳一」は明治時代に小泉八雲が、日本に古くより伝わる奇談を取材しまとめた短編です。リアル感のある人物設定と幻想的なストーリー展開、主人公の耳が引きちぎられるというショッキングなラストシーンまで、人間の思いの深さをまざまざと知らしめる、非常に良くできたホラーだといえます。
今回のミュージカル『Blind』はその古典的名作ホラーをもとにしながら、時代を中世ではなく今の日本に設定、また亡霊たちも平家の落人ではなく、義経など源氏側の人物や源平周辺の人物を配することにより、よりリアルな思いの深さを描いてみたいと試みたオリジナル作品です。

タイトルのブラインドとは(目の見えない)転じて(行き場のない)さらに(窓の 日よけ)という意の言葉ですが、健常者には理解しにくい盲目ゆえの恐怖感、先の見えない未来への焦燥感、こういった心的表現のひとつとして窓のブラインドを舞台に象徴的に配してみました。亡霊たちが語る光と影のドラマを、どうぞお楽しみください。

■あらすじ■
芳一は盲目の人気作曲家。ある日、芳一は不思議な声に導かれ港近くの倉庫に迷い込む。そこには九人の男女が芳一を待っていた。芳一が請われて歌を披露すると、皆は大層感銘し、なかには涙を流す者も…芳一は理由ありげな男女を不信に思いつつ、次の夜も倉庫を訪れることを約束する。
倉庫からの帰路、偶然に出会った易者が芳一の命の危険を占うのだが、芳一は気にもとめない。 次の夜。芳一が倉庫を訪れ再び歌うと、九人の男女の本性が徐々にあらわになってくる。やがておこる連続殺人、超常現象…芳一は盲目ゆえの鋭敏さでこの事態を解明していくのだが、次第に芳一に危険が迫る。
公演日時
2000年7月29日(土)
出演
【振付】伊瑳谷 門取
【脚本・演出】北林 佐和子
会場
近鉄小劇場
料金
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