SAWAKO KITABAYASHI'S BLOG
   
     
 
     
「佐和子のささやき」
脚本・演出家 北林佐和子による、日記ページ。著書や、最新のプロデュースしたイベント情報、日々感じたことなどを、独自の視点で綴ります。
 
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2017/06/20
「Oerol Festival インスタレーション2」
2017/06/14
「Oerol Festival インスタレーション」
2017/06/12
「Oerol Festival 付喪神」
2017/06/08
「Oerol Festival 記念日」
2017/06/06
「Oerol Festival 試練」
2017/06/04
「Oerol Festival 準備」

 
「Oerol Festival インスタレーション2」 2017/06/20 02:07  
 写真は公演9日目。
先の写真は砂丘の上から撮ったものですが、今回は海岸側から見たもの。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、波が砂丘を駆け上がっているように見えます。

 手前の布の終着点、実はここに津波役を演じる伊瑳谷門取がスタンバイしているのです。
 
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「Oerol Festival インスタレーション」 2017/06/14 23:56  
 インスタレーション (Installation art) とは、複数名が作家の意向に沿って空間を構成し変化させ、場所や空間全体を作品として体験する芸術で、一点一点の作品を「鑑賞」するというより、作品に全身を囲まれて空間全体を「体験」するものです。

 今回の「Tsukumogami」は、ベルギー在住のアーティスト、Maria.Kleyが仕掛けるインスタレーションとのコラボレーションにより実現したものです。
 
 まず観客は入場時、青色の長い布を手渡されます。会場に向かう砂丘を登りはじめると、湾曲した鉄筋が客席に誘うように、何本も砂に突き刺さっています。観客はその鉄筋と鉄筋のあいだに布を結びつけ着席します。

 本ブログ、今月6日の写真をご覧いただくと、その鉄筋の様子がわかります。そして今日の写真は公演3日目くらい。観客の結び付けた布が、次第に巨大な波のうねりを形づくっていくのです。
 
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「Oerol Festival 付喪神」 2017/06/12 13:03  
 初日はやはり雨でした。
砂丘の雨。しかも海風容赦なく、人間の創ったものなど小賢しいとばかりにそれは止むことなく、
ついに和太鼓を主体とした公演にも関わらず、ドラム缶など津波の漂着物に見立てたガラクタを打楽器とし、最後まで上演しきったという荒業。
それゆえか、出演者の半端ない気迫で観客の評価は上々。現在、公演4日目ですが連日、チケットはソールドアウトが続いています。
危機も好機も紙一重。ひょっとすると、付喪神が私たちをずっと見ていて、その采配を為しているのかもしれません。

 「Tsukumogami」は日本の伝承、長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿るといわれる付喪神(つくもがみ)から着想を得たものです。付喪神の存在は、既に平安時代には一般的で、写真の百鬼夜行図などでは人気の(?)アイテムであったようです。

 今回は、2011年3月11日に東北地方を襲った津波により、流され、異国に漂着した「物」たちに魂が宿り、自分たちの身に起こった出来事を語るというストーリーにしました。
Drama Drummerシリーズと同じく、セリフの替わりに和楽器の演奏が、絶望と望郷、それでも立ち上がる絆の力を表現しています。
 
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「Oerol Festival 記念日」 2017/06/08 12:22  
初日前日。伊瑳谷門取が古希を迎えました。
出演者、オランダスタッフに囲まれ、この人と過ごしてきた来し方を思いめぐらせました。
 
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「Oerol Festival 試練」 2017/06/06 20:14  
 ここ数日、テルスヘリング島は強風に見舞われ、ついに今日、予定されていたウーロのすべてのトライアウト(試演)が中止になりました。私たちの公演会場は今のところ無事ですが、他公演施設の破損というアクシデントがありました。野外イベントが常に負うリスク。苦労して創り上げた作品世界が、自然の力でいとも簡単に崩壊していくさまは、今回のテーマとリンクし、慄然とします。今一度、背筋を伸ばして取り組まねばと思います。  
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「Oerol Festival 準備」 2017/06/04 14:29  
オランダに到着しております。
オランダ北部の島、テルスヘリング島で開催されるOerol(ウーロ)フェスティバルに参加するためです。このフェスティバルは島全体を会場とし、自然を活かしながら演劇、音楽、パフォーマンス、アートを展開するもので、ヨーロッパでも最大規模の演劇祭といわれています。

 このウーロで作品を上演することになりました。
出演は和太鼓グループ打打打団 天鼓、舞踊家の伊瑳谷門取と實川ふう。オランダのヴィジュアルアーティストと組んでのコラボレーション「Tsukumogami(付喪神)」です。

 私たちに与えられた会場は、小高い砂丘を越えた海岸。
自然はやさしく、そして恐ろしい。
それこそ「Tsukumogami」のテーマです。

 写真は何もない海岸に出演者自ら、会場を設営している模様。
リハーサル、公演の模様を順次、報告してまいります。
 
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