(連日 お昼過ぎから夕方6時頃 「道頓堀極楽商店街」7F戎櫓広場にて)  
  第二回作品は『道頓堀の怪人』   ストーリー  
  OSKミュージカル「闇の貴公子」や「魔剣士」などの“伝記物”からシェークスピアのロミオとジュリエットを古代の日本へリメイクした「たまきはる 命の雫」など幅広い作風と抜群の構成力で評判の北林 佐和子が作・演出を手がける。こけら落としにふさわしい、“笑いあり、涙あり、驚きあり”の人情味溢れたスペクタクル・ショーです。

  人情のまち道頓堀に怪人あらわる!
深夜、極樂神社前広場に、突如、道頓堀の怪人あらわる。怪人は極樂神社のご神体、金のゑびす像を盗み出し、さらに謎の呪文を残し天空に消えていく。
翌朝、商店街の放蕩者、吉治郎が千鳥足で朝帰り。極樂神社に「どうぞ女房の蝶子に浮気がばれませんように」と願をかけている。と、そこにいつもあるはずの金のゑびす像がない。吉治郎、絶叫する。「盗まれた!」その声を聞きつけ三々五々、商店街住人たち、さらに人の良さそうな巡査も駆けつけ、犯人探しの始まり始まり。道頓堀の怪人は何者か。レトロな名曲にのせて「えらいこっちゃ」と歌と踊りで大騒ぎ、事件の状況を分析し、さらに犯人を推理する。犯人は極樂商店街の繁栄を羨む他の商店街の仕業ではないか…  それとも内部犯行?どたばたストンプ合戦で住民のアリバイ調査。はたしてアリバイのない者は…結果、吉治郎は昨夜、浮気をしていたことが判明。例によって蝶子、吉治郎の夫婦喧嘩、一触即発のそのとき、謎の呪文の声が響き渡り、ふたたび道頓堀の怪人あらわれたかと思うと、あっという間に蝶子をさらっていく。喧嘩はしても愛しの女房、吉治郎は蝶子を救おうと怪人を追う。
電信柱を登り電線を滑り、さらに宙乗りを駆使し丁々発止の追跡劇。
 
登場人物
蝶子/しっかり者の仲居
吉次郎/蝶子の夫で放落者
美代子/レビューダンサー
六郎/たこ焼き屋
銀次/洋食屋のコック
春美/カフェの娘
百合/女学生
お辰/蝶子宅の家主
種やん/かき氷屋
巡査
怪人/???